山根さま
五回目のコメントです。


山根治さま

古狸については前回に触れましたが、出雲と言えば「狐持ち」が有名で、島根で野外調査した印象では、竹下家の話になった時に、あそこは「狐持ち」だと耳にして、不思議だと感じたものです。当時の竹下は創政会に君臨し、大蔵大臣として権勢を奮っており、首相候補の噂も流れたが、人望が欠けていたせいで、現地での竹下の風評は異様でした。

松江で耳にした竹下の評判が、永田町の勢力図と違ったのは、竹下登の最初の妻の政江の自殺が関連し、地元では真相が漏れ、父親の竹下勇造が加害者で、「背乗り」の構図が伝わり、闇が包み込んでいました。その東京への伝聞は、竹下登が死ぬ直前の1999年に、岩瀬達哉が『われ万死に値す』を書き、首つり自殺の真相について、現地情報を書いたからです。

丹念に現地取材した岩瀬は、「・・・竹下の父・勇造は、出雲市で印刷業を営む武永家から、竹下家に婿養子で入った人物で、性格的にも豪放磊落な・・・・、政江は睡眠薬がなければ寝付けないほど、悩みを抱えていた・・・・彼女が自宅の二階の鴨居に、腰紐を通して首を吊った時、枕元に睡眠薬のビンが転がっていた・・・」と書く。岩瀬は調査報道が専門で、真面目な性格だから、「政江の悩みは竹下の父・勇造との関係にあった」で筆を止めたが、松本清張ならズバリ切り込み、政江が勇造に強姦され、竹下家に同居人だったから、登の後妻の直子も同類で、ツングース的関係だったと書くでしょう。

岩瀬達哉と佐藤肇については、別に改めて書きますが、『われ万死に値す』の中に、「・・・竹下の父・勇造は、竹下家に婿養子に・・・」とまで書いても、軍歴などには触れていません。地元の旧家の養子に入り、その家の古さを語るのが、「背乗り「の常套手段ですし、竹下家は地元の古い酒蔵で、勇造は二度の「背乗り」として、確信犯であるのは明らかです。

鹿児島の田布施で育ち、上京した鮫島純也は、横須賀の古い手配師で、代議士の小泉又吉の娘を貰い、入り婿になった小泉純也が、小泉純一郎の父親であり、これも典型的な「背乗り」です。西日本に多いやり方は、山口や島根では目立ち、竹下家の家族構成において、この構造が読み取れて、民俗学では曖昧ですが、構造人類学ではこれが教えです。

池口恵観和尚の伝記は、母方は五百年の修験の家で、その古さを強調しているが、父親は鮫島姓であり、鮫島純也の眷属であるし、これも「背乗り」に属すと、学問があれば読み取れます。浜田と江津で水産業を営み、県会議長を務めた室崎勝三は、下関にも進出を果たし、長男の勝聡は上京したので、孫の室崎勝信は東京で育っても、これは水軍の流れです。

宮崎勝信は大蔵官僚になり、広島の加藤五月の長女と婚約したが、次女の周子と結婚をして、加藤勝信と改名すると、菅官房長官を引き継ぎ、菅内閣の官房長官に就任。長女でも次女でも、地元の実力者に婿入りし、地盤を引き継ぐことで、「背乗り」を果たせば良く、このツングース方式は、日本での天下取りの秘法で、多くの謎と結びつくようです。

また、大兄の「公開メール8」で、岡本太郎の父親は、岡本一平ではなくて、島根県知事をやった平松恒夫か、江津の眷属の仲間とあり、これも奇妙な縁だと思いました。高校から大学生時代の私は、市ヶ谷の日仏学院で学び、仏語の新聞購読の教授が、ソルボンヌで学んだ新聞記者で、フランス通の松尾邦之助であり、彼から岡本夫妻の奇妙な、パリ生活の話を聞いています。

1950年代末の頃に、日仏学院の中庭で、岡本太郎の息子という、天才少年画家のクロードと、フランス語で喋ったが、完全に青い目の少年は、日本人の容貌ではなかったですよ。母親の淫蕩癖は名高く、爆発力が凄いにしても、連中が詐欺をしたとは初耳であり、岡本かの子の遺伝子が、今の時代に蔓延して、三羽烏を育てたのならば、大兄は凄い目撃者に属しますね。

岡本かの子の奇行は、夫の一平だけでなく、若い燕達をパリに同行して、共同生活を営んでいたから、変わり種の日本人の代表で、目だつ存在だったとのことです。そんなエビソードもあり、彼女の『老妓抄』を読み、宇津ノ谷峠の話から、「十団子も小粒になりぬ秋の暮」の句が、未だに記憶に残るので、不思議なご縁だと思いました。

 中年女が男を集めて、ハーレムを作る方式は、岡本かの子のDNAが、三羽烏に空気感染で伝わり、パンデミックを生んで、オリンピック騒ぎとして、愚鈍な政治を生み出したとは・・・。ハチャメチャな世相を映し、安倍昭恵、光永佐代子、鈴木雅子の三羽烏が、六本木の夜を遊び歩き、日本の機密が流出して、暗愚な首相の妻の君臨で、日本の国は溶融しました。

公開メールの(8)には、竹内児童家庭局長が、天下り用の利権として、7000億円もの税金を使い、厚生省が児童手当を設け、鈴木雅子がその財団に、食い込んでいたとありました。厚生省は復員省を経由し、その戦前の前身は、陸軍省と海軍省だったし、利権の巣窟だった上に、橋本竜五や小泉純一郎が、縄張りにして荒稼ぎしていた、悪名高い利権官庁です。

「こどもの城」に関しては、オリンピックに関連し、巨大な利権の巣窟で、都有地と国有財産が、複雑に絡み合っていて、伏魔殿だと聞いていますが、東京五輪は常に利権絡みです。しかも、コロナ騒動を動かす、戸山の感染症研究所は、731部隊の後継組織ですし、厚生省が陸軍省から引き継ぎ、巨大な戦後利権に化け、東京五「臨終」大会を演出しています。

安倍昭恵を中核にして、首相公邸や杵築大社を舞台に、三羽烏たちが舞い狂い、ワルプルギスの夜に、ブロッケン山を飛び回る、呪いの魔女の象徴ですが、そのパートナーはゾンビでした。山根さんの観察と体験が、この不吉な鴉の群団に、どんな「Lancet」として機能し、大兄の会計工学により、どんな外科手術を加え、解体新書を生むかが楽しみです。(続く)