山根さま

コメントメール(8)です。

山根治さま

 貴メール(12)を読んで、大兄に国際電話をしたら、松江地裁の裁判長が山根さんに対して、このブログ記事を消さないと、一日11万円(ママ。1日20万円です。名誉毀損等の損害賠償として1億8000万円の支払いは別途-山根)
の罰金を毎日払えと命令し、藤原肇が書いた記事も同時に、消せとのことでした。そこで考えたところ、命令の真の狙いとするのが、私の記事にあることで、そこに本意がありそうだと、思い当ったのでした。

広島の河井夫妻に選挙違反で、一億五千万円を出したし、ODA絡みの汚職追及に、私の記事が言及しており、そこに火が付くならば、「燎原の火」の始まりです。また、安倍のサイコパス問題や、首相たちと暴力団の結びつきが、国内だけにとどまらずに、世界の闇勢力に波及すれば、単なる疑獄ではなく、権力にとり目障りは必然です。

この問題は国内でタブーで、メディアは触れないし、知る能力もないために、大衆は無知のまま放置され、それが戦後体制を支えて、家産レジームが続きました。ここに風穴が開くことで、自公体制は崩壊するし、日本の「大洗濯」になるから、隠蔽する圧力が生まれて、こんな愚かな裁判長命令に、なったのだと思います。

この考えに異論があっても、ここでは反論せずに、私の言い分を放置して、この議論を進めて貰うなら、日本列島に巣食っている、疫病神を退治する上で、役に立つので我慢して下さい。日本人は数理発想が苦手で、微分や積分の意味が、理解できない欠陥のために、問題解決を同次元で図り、異次元発想をしません。日本の問題は国内ではなく、アジアの枠組みで解決し、東西や南北の問題は、世界のフレームワークで捉えて、初めて解決に至るのは、ギリシア以来の「黄金律」です。

それにしても、削除しないと日毎計算で、毎日11万円(ママ。1日20万円です。名誉毀損等の損害賠償として1億8000万円の支払いは別途-山根)の罰金とは、幾ら裁判長命令でも無茶苦茶で、異議を申し立てるなり、相手のボッタクリ弁護士に、誣告罪で反撃したらどうですか。私の記事が安倍や菅にとり、命取りになることを考えて、私の記事に対してまで、削除命令とは思い上がりだし、手続きとしても杜撰すぎます。

司法当局の仕事ならば、どの記事の前から何行目にある、これこれの記事のうちで、この名詞とこの前置詞を、黒くマスクして欲しいと依頼し、それを私が許可するか否か、交渉における手順です。このプロセスを踏むのが、法治国家における手順だのに、それを知らないと言うのは、呆れ果てた話であり、竹下王国の実態はお粗末過ぎます。

日本の司法権の堕落は、法務大臣の河井克行が。選挙違反で逮捕され実刑になり、稲田朋美や橋下徹の如き、無教養な手合いでも。弁護士になるような国では、司法の権威などゼロです。東京地裁や最高裁に勤務し、司法の内情に精通した瀬木比呂志は、『絶望の裁判所』において、「日本の裁判所は実は、『裁判所』ではなく、精神的非拘束者、制度の奴隷・囚人たちを収容する、『日本列島に点々と散らばった、ソフトな収容所群島』に過ぎない。・・・・」と指摘しています。

だから、著者は「あとがき」で、「…日本の裁判官は一言で言えば、『寂しい人々』である。本当は何も持っていない。本当はどこにも属していない。それにもかかわらず、そうではないと言う幻想を抱き、それにしがみついて生きている、その意味では哀れな根無し草である。・・・」と嘆息するのです。

ニーチェは「蒼白の犯罪者」で、ツァラトゥストラが呟いた、「緋色の服に威儀を正した裁判官よ、あなたにしても、これまであなたが心の中で行った一切を、口に出して大声で言うなら、誰もが叫ぶだろう。この汚らしい毒虫め、踏みつぶせ!」と書きました。だが、私は良心的な裁判官が、未だ存在すると思うので、私の記事を抹殺したい裁判官や、ボッタクリ弁護士とか、ヤメ検にならない人も、司法界にいると期待しており、司法の自浄能力に託します。

それにしても同じ著者は、『檻の中の裁判官』の中では、「…現実には、司法エリートによって構成される、強固なムラ社会、しかも、裁判所当局の厳重なコントロール下にある、官僚型ムラ社会の中で、・・・・それが日本の裁判官の『リアル』なのである。」と強調。また、『偽りの戦後日本』の中で、白井聡記者は嘆息して、「真の絶望は希望の母」と呟き、日本が如何にダメかに関し、新たな敗戦を待ち望むのです。

その原因は小泉が演じた、演技政治にあったし、その中で政治経験を積み、抜擢された安倍晋三により、ゾンビ政治が継続され、日本の良き社会秩序は、溶融してメタメタになりました。小泉と安倍がサイコパスで、異常精神の持ち主により、日本が発狂状態を呈したことは『Japans Zombie Politics』を始め『ゾンビ政治の解体新書』で触れたが、安倍の無能さは論じても、異常精神は説明不足でした。

それは私が扱わなくても、多くの本が指摘しており、愚劣なことに触れるのは、余り愉快でなかったからで、国内の論者に譲るのが、妥当だと考えたからです。だが、その分野で白眉の本に、『安倍晋三・沈黙の仮面』があり、野上忠興の密着取材が、如何に素晴らしいもので、私など出る幕がないのであり、その記述の一端を引用して見ましょう。

「・・・・最初の登板が敵前逃亡で終わったように、『ガラスのシンゾウ』=小心者との月旦評も少なくない。人間・安倍晋三を形成したルーツに迫る」と言う通りで、第一章だけでも証言の山です。政治部記者時代の筆者は、安倍晋太郎の番記者を務め、親族や関係者に取材し、膨大な情報を集めたので、その分析は緻密であり、特に幼少から成人まで、晋三を世話した久保ウメが、物語った話は流石です。

「強情で平気で噓をつく」話は、何度も出てくるので、虚言癖は幼少以来であり、それほど驚くことはないが、「・・・私の部屋の布団に潜り込んで来るの。それが中学生になっても続いたの。・・・・『あんたもう中学生でしょう』と言ったものでしたが、潜り込みは続きました。・・・」と言う具合です。忙しい両親に放置されて、愛情に飢えていたにしても、見境もなく演じたのは異常で、次のような記述もあります。

「・・・・草月流の華道の師匠のI夫人が、晋三をとても可愛がり、晋三もなついていた。…I夫人宅では、夫人と娘の間に『川の字』になって寝た。『キャー、痛い』。ある夜、娘が金切り声を上げた。晋三は左右の手で、I母娘につかまりながら、寝入ることを習慣にしていた。愛情を独り占めしたかったのかも知れない。・・・」

この本の第二章には、「遊びと挫折の学生時代はなぜ経歴から消えたか」と題し、多くのエピソードが描かれるが。「安倍は自分が正しいと信じる考えと違う意見を言われると、反射的にキレて黙っていられなくなり。猛然と反論するシーンが目立つ。・・・」とか、「・・・反対意見に謙虚に耳を傾けるという姿勢がなく,『敵ならば叩く』と自らの思考を遮断する。・・・」くらいにして、後は本でを読んで下さい。

要するに、ルサンチマンとコンプレックスの塊で、認知精神生理学では、精神の発育不全を示すのだから、最高責任者には不適当だのに、毛並みの良に攪乱され、日本人はこんな男を首相にしたのです。しかも、憲政史で最長の記録が、首相の安倍が手に入れて、政治制度を破綻に導き、『診断名はサイコパス』に、例証の指摘の正しさについて、栄誉を与えのでした。

安倍がいかに嘘つきで、愚劣な首相だったかは『日本に巣食う疫病神たちの正体』に、たっぷりと書いたので、その意味する所を見極め、じっくりと味わって下さい。ただし、分かり易く解説し過ぎて、訴訟されるのを防ぐために、婉曲話法を活用しているから、「読書百遍意自ずと現れる」で、熟読吟味することにより、行間を読み取る必要があります。