冠省.  これまで159回にわたって続けてきた貴兄との公開メール交信録は、山陰総業有限会社(以下、会社という)についての冤罪事件(犯罪事実不存在の法人税逋脱罪、無実の罪(冤罪))がいかにして捏造されていったのか、その事実関係を具体的に詳述したものでした。冤罪を捏造した主犯は広島国税局査察部門ですが、弁護人・中村寿夫弁護士は共犯として虚構のシナリオ、つまり絵図(注1)の作成に関与した、いわばマッチ・ポンプ(注2)の役割を果しています。脱税でもなければ、横領でもないのに、会社の役員に個人的に使い込んだと虚偽の証言をさせて横領罪に掏り替えているからです。欺罔行為の教唆です。

 益田市畜産協同組合(以下、組合という)についての冤罪事件(犯罪事実・犯則事実不存在の虚偽の法人税逋脱事件、真正な登記を虚偽の登記と偽った虚偽の公正証書原本不実記載同行使事件)が如何にして捏造されていったのか、その事実関係を詳述した実録が
冤罪を創る人々-国家暴力の現場からでした。この実録は執筆時点(平成14年)における認知会計(Cognitive Accounting)の観点から記録したものです。
 執筆時点から22年が経過しました。その間、多くの発見があり、執筆時点では確認出来なかった事実が顕(あき)らかになってきました。ことに、中村寿夫弁護士スラップ訴訟の中で発したおびただしい数の嘘の陳述によって浮き彫りになったことがあります。
 それは、会社の場合と同様に、弁護人・中村寿夫弁護士が冤罪を捏造した主犯・広島国税局査察部門と共同で虚構のシナリオ・絵図の作成に関与していた事実、つまりマッチ・ポンプの役割を果していた事実です。

 圧縮記帳にかかる不動産の登記が真正なものであるにも拘らず、山根会計の組合担当職員・小汀泰之(鹿島神社宮司)と組合の理事長・岡﨑晋太郎に、不実記載である旨の虚偽の証言をさせて、公正証書原本不実記載同行使(刑法157条、158条)の罪を捏造している事実です。中村寿夫弁護士は、不実記載ではないことを誰よりもよく知っている小汀泰之岡﨑晋太郎に事実に反することを証言(虚偽の証言)させて公正証書原本不実記載同行使の罪を捏造していたのです。欺罔行為の教唆であり、私(山根治)が罪(公正証書原本不実記載同行使罪、法人税逋脱罪)を犯していないこと(冤罪)を正面切って証明することが出来ない、所謂“悪魔の証明”に関して言えば、
欺罔行為を教唆したマッチ・ポンプ役中村寿夫弁護士の所業は、まさに悪魔の所業です。小汀泰之岡﨑晋太郎中村寿夫弁護士と共に、私を冤罪の淵(ふち)に陥れ社会的に抹殺(Character Assassination.口封じ、資格の剥奪)した刺客(注3)、即ち、強盗殺人(Character Assassination)の実行役であったということです。中村寿夫弁護士小汀泰之の二人は、株式会社山根総合事務所の創設メンバーでしたので、典型的な“獅子身中の虫”(注4)であったことになりますね。中村寿夫弁護士小汀泰之は、“チャカ”(注5)の替りに“虚偽の証言”という実弾を法廷に打ち込んで、Character Assassination(社会的抹殺)を実行した“ヒットマン”(注6)であったということになります。
 

(注1)絵図。
(えず。犯罪のシナリオ)
(注2)マッチ・ポンプ「和製語。マッチで火を付けポンプで消火する意から)意図的に自
   分で問題を起しておいて自分でもみ消すこと。自分で問題を起しておいてその鎮め役   
   を引き受け、その過程で利益を得る人。1966年の政界の不正事件を機に広まる。-広
   辞苑」
(注3)刺客。(しかく。「暗殺者」の漢語的表現。しきゃく。せっかく。せきかく。-新
   明解国語辞典)
(注4)獅子身中の虫。(しししんちゅうのむし。(仏の弟子でありながら仏法に害をなす
   ものの意。)その組織の内部からわざわいを起こすもの。-新明解国語辞典)
(注5)チャカ。(拳銃、ピストル。-礒野正勝『裏社会の掟』P.283)
(注6)ヒットマン。(雇われて人を殺す人のこと。殺し屋。-
礒野正勝『裏社会の掟』
   P.283)