相場師・中江滋樹さんが、令和2年2月20日、不慮の死を遂げてから、早くも半年が経過した。
 令和2年3月9日、NHKのマル暴担当のA記者が、ブログを見た、中江滋樹さんについて取材したいと、電話をしてきた。

 
 令和2年3月11日、東京からやってきたA記者は、


「今月の終わりか、来月の始めに、亡くなった中江滋樹さんの特集番組を作るので協力して欲しい」


と切り出し、取材を開始。
 私は、これまでNHKを含めたほとんどのマスメディアが、東京国税局と警視庁が創作したシナリオに沿って、多くの一般大衆を食いものにした「詐欺師」というレッテルを貼ってきた事実を話した上で、先入観を一切排除して、事実(ファクト)にもとづく調査報道に徹してくれることを条件に、取材に応じた。
 私の手許には、中江滋樹さんが残した膨大な量の資料がある。独特な書体と文体で記された中江滋樹さん自筆のものだ。
 これまで、山根治ブログにおいて、その一部を公表してきたが、ほとんどが未公表だ。


 稀代の相場師・中江滋樹さんの不慮の死に際して、雪冤(せつえん。無実の罪をすすぎ、潔白であることを明らかにすること)のために、最もふさわしいものに絞ってNHKのA記者に公開することにした。
 中江滋樹さんが私に残してくれた「遺言」である。平成26年5月21日、東京で会食した折に直接手渡されたものだ。

 
 令和2年6月15日、夕方6時過ぎに、NHKのA記者から電話があった。


 「放送予定がコロナのために大幅に遅れましたが、今夜9時の「ニュ-スウオッチ9」で急きょ放送することになりました。ぜひ見てください。DVDを送ろうと思っています。接写させて頂いたもの(中江滋樹さんの遺言のこと)も流れると思います。」

 中江滋樹さんからの「遺言」については、NHKの「ニュ-スウオッチ9」で放映後、令和2年7月22日付の「山根治ブログ「中江滋樹氏からのダイイング・メッセ-ジ-⑰-見えてきた裏の構図-(8)」で全文を公開している。


        
                                  (この項つづく)

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 ここで一句。

“デジャブ感満載野党合流劇”
      -多治見、和宇茶中
(毎日新聞、令和2年9月29日付、仲畑流万能川柳より)


(日本は官僚制民主主義の国。三権分立の空洞化。歪んだ官僚制。象徴天皇と日本国憲法自体の矛盾。政治も経済も、アルス・オップ(かのように)の世界。-松江のプ-タロ-)

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